SONY SMART TENNIS SENSOR その2
先日取り付けたセンサー。さっそく実際に使用してみた。
とはいえ、使ったのは僕ではないのだけれど。
センサーとBTで同期した端末(スマホやタブレット)でアプリを起動すると、センサーと同期しながら映像を記録することもできます。
で、映像と一緒に再生してみると、↓な感じでショットを打った時のデータが表示されます。
動画の下のタイムラインには、ショットを打った時間にマークがでて、その時のショットデータが右側に表示されます。
しかも打ったショットの種類(写真ではフォアハンド・スピン)、スイング速度、打ったボールの初速、スピンのかかり具合、ラケットのどの部分で打ったのかが分かります。
映像と一緒に確認することで、打った時の感覚と、「あーこんな感じだったのか」みたいな客観的なデータがリンクできるので、基礎練習には役立つかもしれません。
使っ本人は、「これ分かったから何なの?」って感じらしいですが。(笑)
あとは、プレイ・レポートとしてその日全体のショットの種類、どのくらいの数を打ったか
ショットの種類ごとのデータも出せます。
この写真はフォアハンドでのボールの回転、スイング速度、ボールの初速、打ったラケットの位置の平均値が出てます。
このデータから、ラケットのスイング速度とボールの初速度が比例していることと、ラケットのスイング速度に対してボールの初速度が落ちているときは、回転が多くかかっていることがわかります。
まぁ、エンジニアの立場からみると、選手の感覚的なものを定量化できることは画期的と思うのですが、選手のみなさんはどう捉えるかで使い方や有用性は左右されるでしょう。
同じようなものをWILSONが出したようですが、こちらはラケットと一体型なので、使いたい場合はそのラケット自体を買わないといけないようです。
価格は実売で7万円前後らしいです。
んー。 ラケットは消耗品なので、一体化されるとね。 しかも価格が高すぎるなぁ。
でもWILSONではナダルだかフェデラーだかが同じラケットを使った時のデータがネットにアップされていて、ユーザが自分のデータと比較できるらしいから、そういうのが競争心をあおって買う人はいるのかも。
まぁ、データの活かし方をうまく見つけられれば、いい道具になりそう。
現時点では、アプリで取ったデータはアプリでしか見られないのが残念だ。
出来れば、生データをPCにダウンロードしてEXCELやMatLabとかで自分で解析できるようになれば使い道は増えそうな気がする。